投資初心者でも安心!新NISAの始め方とおすすめ銘柄

「投資に興味はあるけど、何から始めればいいのか分からない…」
そんなあなたにおすすめなのが、2024年にスタートした新しいNISA制度です。
「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの仕組みが用意され、少額からでも非課税で投資を始められるのが魅力。
この記事では、新NISAの仕組みや始め方、そして2025年最新のおすすめ銘柄まで、投資初心者にもわかりやすく解説していきます。
初めての資産運用を安心してスタートしたい方は、ぜひ最後までお読みください。

目次

新NISAとは?つみたて投資枠と成長投資枠の違い

新NISA(ニーサ)は、2024年からスタートした非課税で投資ができる制度です。
旧NISA制度(一般NISA・つみたてNISA)を一本化し、より多くの人が長期で安定的に資産形成できるよう設計されています。

大きな特徴は、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの投資枠が併設されており、投資の目的やスタイルに応じて使い分けができる点です。

新NISAの全体像

  • 非課税保有限度額:生涯1,800万円まで(うち成長投資枠は最大1,200万円)
  • 年間投資枠:つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円(併用可能)
  • 非課税期間:無期限(売却後も再利用可)
  • 利用可能年齢:18歳以上の日本国内居住者

長期で資産を育てたい人にも、スポット的に個別株へ投資したい人にも、自由度の高い制度となっています。

つみたて投資枠とは?

つみたて投資枠は、長期・積立・分散に適した低コストの投資信託に限定された枠です。
少額からコツコツ投資を続けたい初心者に特におすすめです。

  • 年間投資上限:120万円
  • 対象商品:金融庁が選定した一定基準の投資信託(例:インデックス型)
  • 頻度:毎月・毎週・毎日など自由に設定可能

旧「つみたてNISA」をベースにした枠で、低リスクで着実に資産を増やしたい人向けです。

成長投資枠とは?

成長投資枠は、個別株やETFなど、より成長性の高い投資先に幅広く投資できる枠です。
中〜上級者や、リスクを取ってリターンを狙いたい人に向いています。

  • 年間投資上限:240万円
  • 対象商品:上場株式、ETF、REIT、一部の投資信託など
  • つみたて投資枠と併用可能(合計360万円/年)

高配当株・テーマ株なども購入できるため、FIREや配当生活を目指す人にも人気です。

2つの投資枠の違いを表で比較

項目つみたて投資枠成長投資枠
年間上限額120万円240万円
対象商品金融庁が認可した投資信託株式、ETF、REIT、指定投資信託
運用スタイル長期・積立・分散短期〜中長期・自由度高め
初心者向け?◎ 非常に向いている△ 少し学習が必要

どちらを使うべき?初心者は「つみたて投資枠」から

まずは「つみたて投資枠」から始めるのがおすすめです。
理由は、対象商品が厳選されており、リスクが低く、ほったらかしでも運用できるからです。

慣れてきたら「成長投資枠」にも挑戦し、配当株やテーマ株で資産の成長性を狙っていくと、サイドFIREや将来の生活設計にもつながります。

ただ、成長投資枠を使って投資信託に投資は可能です。つまり「つみたて投資枠」と同じような投資の仕方ができるので、知識が十分ではない状態で、無理に配当株やテーマ株に投資する必要はありません。

新NISAのメリットと注意点【旧制度との違いも解説】

新NISAは、投資初心者から中上級者まで幅広い層に使いやすく設計された制度です。
ここでは、制度の主なメリットと、使う前に知っておきたい注意点についてわかりやすく解説します。

新NISAのメリット

1. 投資で得た利益が非課税になる

通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、新NISA口座内での運用益・配当金・売却益はすべて非課税
税金を気にせず、資産を効率よく増やせるのが最大の魅力です。

2. 生涯で1,800万円まで非課税投資ができる

旧制度では非課税期間が20年などの制限がありましたが、新NISAでは非課税期間が無期限 しかも、生涯で最大1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)まで非課税で投資できます。

3. つみたて枠と成長投資枠の併用が可能

両方の枠を年間それぞれ120万円+240万円=360万円まで活用できるため、柔軟な資産形成が可能です。

4. 売却すれば再利用もできる

新NISAでは非課税枠を「再利用」できるのもポイント。
たとえば100万円分の株式を売却すれば、その分また新たに非課税枠として使えるようになります(※枠が回復するのは翌年以降)。

5. 少額からでもOK、毎月自動積立も可能

証券会社によっては月100円からスタート可能
積立設定をすれば、自動で投資が進むため、手間なく長期運用を続けられます。

新NISAの注意点

1. 元本保証はない

新NISAは「投資」なので、元本割れのリスクは常にあります
短期での値動きに一喜一憂せず、長期目線で運用することが大切です。

2. 利用には証券口座の開設が必要

新NISAを始めるには、NISA対応の証券口座を開設する必要があります。
手続き自体は簡単ですが、開設完了まで数日〜1週間程度かかる場合もあるため、早めに準備しておきましょう。

3. 対象外の商品もある

新NISAで投資できるのは、金融庁が認可した投資信託・上場株式などに限られます。
仕組み債やFX、仮想通貨などは対象外なので、注意が必要です。

4. 複数の金融機関で同時に利用はできない

NISA口座は1人1口座まで。複数の証券会社で同時に使うことはできないため、慎重に選びましょう。

旧NISAと新NISAの違いはここが大きい

項目旧NISA新NISA
制度の種類一般NISA・つみたてNISA一本化されたNISA制度
(つみたて投資枠・成長投資枠)
非課税期間5年または20年無期限
年間投資上限一般:120万円
つみたて:40万円
最大360万円(2枠合計)
非課税枠の再利用不可可能(翌年以降)

制度として大きく進化した新NISA。できるだけ早く、長く使うことで、その恩恵を最大限受けることができます。

新NISAの始め方ステップ5【初心者向け手順】

新NISAに興味はあるけど、具体的にどうやって始めればいいのか分からない……という方も多いはず。
このパートでは、新NISAの始め方を5つのステップに分けて、わかりやすく解説していきます。

ステップ1:証券会社を選んで口座を開設する

まずはNISAに対応した証券口座を開設しましょう。
スマホからでも簡単に申し込みでき、多くの場合は最短1〜2営業日で利用可能になります。

初心者に人気の証券会社は以下の通りです:

  • 楽天証券:楽天ポイントが使える・貯まる。楽天カード払いで積立もOK。
  • SBI証券:手数料が安く、取扱商品も豊富。三井住友カードとの連携でポイント投資も可。
  • マネックス証券:米国株の積立がしやすく、アプリも高評価。

※口座開設時には、本人確認書類(マイナンバーカードや免許証など)の提出が必要です。

ステップ2:NISA口座の開設申込を行う

証券会社を選び、口座が開設できたら、NISA口座の申込も行いましょう(多くの場合、同時申込が可能です)。

新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を同時に使えるため、どちらかを選ぶ必要はありません

税務署の確認を経て、NISA口座の開設が完了するまでには数日〜2週間程度かかることもあります。

ステップ3:証券口座に入金する

取引を開始するには、証券口座に資金を入金する必要があります。
多くの証券会社では、ネットバンキングを使えば即時反映されるため便利です。

銀行口座と証券口座を連携しておくと、今後の積立もスムーズになります。

ステップ4:購入する投資信託・株式を選ぶ

入金が完了したら、自分が投資したい銘柄(投資信託・ETF・株式など)を選びましょう。

初心者には、以下のようなインデックス型の投資信託が人気です:

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • SBI・V・S&P500インデックスファンド

銘柄選びに迷ったら、「手数料が低い」「純資産額が多い」「投資家からの人気が高い」ものを選ぶと失敗しにくいです。

ステップ5:積立設定をして“ほったらかし投資”へ

投資信託は積立設定をしておくことで、自動的に毎月同じ商品を買い付けてくれます。

<おすすめ設定>

  • 積立頻度:月1回 or 毎週
  • 積立金額:月1万円〜3万円など無理のない範囲で
  • 支払い方法:クレジットカード積立(ポイント還元あり)や銀行口座引落

一度設定してしまえば、あとは基本的に“ほったらかし”でOK
時間を味方にして、じっくりと資産を育てていきましょう。

初心者でもできる、かんたん・安心の資産運用

新NISAは、仕組みさえわかってしまえばとてもシンプルで始めやすい制度です。

投資初心者でも、上記のステップ通りに進めていけば、最短1〜2週間で運用スタートが可能です。

初心者におすすめの投資信託・銘柄3選【2025年版】

新NISAを始めたら、次に悩むのが「どの商品を選べばいいのか?」という点です。
特に投資初心者の場合は、長期・分散・低コストを満たす投資信託を選ぶのが安心です。

ここでは、2025年時点で人気が高く、実績も十分なおすすめインデックス投資信託3本をご紹介します。

1. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

アメリカの代表的な株価指数「S&P500」に連動する投資信託です。
Apple、Google、Amazonなど、世界をリードする米国企業に分散投資できます。

  • 運用会社:三菱UFJアセットマネジメント
  • 信託報酬:年率0.09372%(非常に低コスト)
  • おすすめ理由:米国経済の安定成長に連動。過去の成績も好調。

長期的な成長を見込んで、世界中の投資家が支持している商品です。

2. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

「米国だけでなく、世界全体に分散投資したい」という人に最適な商品です。
先進国+新興国まで、約50か国以上の株式市場にバランス良く投資されます。

  • 運用会社:三菱UFJアセットマネジメント
  • 信託報酬:年率0.1133%
  • おすすめ理由:1本で「世界分散」が完結。為替や地域リスクを軽減できる。

特定の国に偏らず、世界経済全体の成長を取り込める万能型ファンドです。

3. 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)

米国市場全体に投資できる「VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)」に連動する投資信託です。
米国の大型株から小型株まで幅広くカバーしており、アメリカの成長そのものに投資するという位置づけの商品です。

  • 運用会社:楽天投信投資顧問
  • 信託報酬:年率0.162%
  • おすすめ理由:米国全体の成長に広く分散投資できる。楽天ポイント投資にも対応。

「S&P500」よりもさらに広範囲な企業群に投資できるため、より分散性を高めたい人や楽天証券ユーザーに特におすすめです。

迷ったらどう選ぶ?

次のような判断基準を持つと、銘柄選びがスムーズになります:

  • 迷ったら「全世界株式」:とにかく安定志向でリスク分散したい人
  • 米国の成長性を信じるなら「S&P500」:米国特化で高パフォーマンスを狙う
  • 楽天ユーザーなら「楽天・全米株式インデックス・ファンド」:楽天ポイントで積立できてお得

どれも長期投資向きで、多くのFIRE実践者も選んでいる実績ある商品です。

新NISAを長く続けるためのコツと心構え

新NISAは「続けるほどに効果が出る制度」です。
だからこそ、最初のスタートだけでなく、どうやって長く・無理なく続けるかがとても重要です。

ここでは、投資初心者が途中で挫折せず、安心して続けられるためのポイントを解説します。

1. 積立は「生活に支障がない金額」で

毎月の積立金額は無理のない範囲から始めましょう。
理想は「毎月の余剰資金の一部を回す」形です。

  • 最初は月5,000円〜1万円でもOK
  • 慣れてきたら徐々に増額する方法もあり

投資が「生活を圧迫する負担」になってしまうと続きません。
長く続ける=成功のカギと心得て、気軽に始めましょう。

2. 下落相場でも焦らず“ほったらかし”

株価が下がると「今すぐ売ったほうがいいのでは……?」と不安になることがあります。
でも、つみたて投資のポイントは価格に関係なく「買い続ける」ことです。

  • 下落時こそ「安く多く買えるチャンス」
  • 長期的には平均購入単価が下がりやすい

値動きに一喜一憂せず、「毎月積み立てるだけ」を習慣にしましょう。

3. 定期的に“確認する”けど“いじらない”

資産のチェックは月1回〜四半期に1回程度で十分です。
確認はしても、途中で商品を乗り換えたり積立を止めたりしないのが基本です。
15年以上の長期保有が基本なので、確認しなくてもいいくらいです。

市場の動きに振り回されず、「長期視点でホールド」するのが、つみたて投資の王道です。

4. 投資信託は“積立設定”に任せてOK

一度積立設定をしておけば、自動で買い付けが行われるため、手間なく運用を続けられます。

楽天証券やSBI証券では、クレジットカード積立によってポイント還元も受けられるため、投資効率もアップします。

5. 利益確定は「使う目的」ができてから

つみたて投資は「利益が出たから売る」のではなく、目的があって初めて売却を検討するのが基本です。

  • 将来の教育資金や老後資金に使う
  • FIRE資金として定期的に取り崩す

売らない=非課税メリットを最大限活かすという視点も大切にしましょう。

新NISAは「仕組みを作って淡々と」が成功のコツ

新NISAは、誰でも少額から資産形成をスタートできる最強の制度のひとつです。
成功の秘訣は、最初から完璧を目指さず、「仕組み化」してコツコツ続けること

積立額に一喜一憂せず、「未来の自分へのプレゼント」だと思って、淡々と積み重ねていきましょう。

まとめ|新NISAは資産形成の“最初の一歩”に最適

ここまで、新NISAの仕組みから始め方、初心者におすすめの銘柄、続けるためのコツまでを詳しくご紹介してきました。

投資は怖いものではなく、正しい制度とやり方を選べば、誰でも無理なく始められるものです。

新NISAはこんな人におすすめ

  • 貯金だけでは将来が不安な人
  • 少額から資産形成をスタートしたい人
  • 投資は初めてで、できれば安全に始めたい人
  • 将来的にFIREやサイドFIREを目指している人

特に投資信託に投資した新NISAは、初心者に最も適した非課税制度です。
1ヶ月1万円の積立でも、10年・20年と続ければ、将来の自分を助ける大きな資産になってくれるでしょう。

大切なのは、「まず一歩」を踏み出すこと

どんなに情報を集めても、「やってみないことには何も始まらない」のが投資です。

まずは、証券口座を開設するだけでも立派な一歩です。
そこから積立設定をして、数ヶ月後に資産が少しずつ育っていく感覚を得ることで、あなたの未来は確実に変わっていきます。

新NISAは、今から始めても遅くありません。
「未来の安心」と「自由な生き方」を手に入れるために、今日から一歩を踏み出してみましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次