ネット銀行に乗り換えるべき理由とは?手数料ゼロ&資産運用に強い銀行を厳選紹介

勉強中のシバくん

ATM手数料や振込手数料って、気づかないうちに毎月数百円取られているので、バカにならないよね。

達人

FIRE(経済的自立・早期リタイア)や家計改善を目指すなら、まず見直したいのが“銀行選び”じゃよ。
店舗に行く必要のないネット銀行なら、ATMや振込手数料が無料になったり、資産運用との連携がスムーズになったりと、メリットがたくさんあるじゃよ。

今回は、そんなネット銀行の中でも特におすすめの3つを厳選して紹介します。
「どれを選べばいいの?」「そもそも乗り換える理由って?」という疑問にもわかりやすくお答えします。

「使うだけで節約できる」仕組みを取り入れて、賢く家計管理をしていきましょう。

目次

なぜネット銀行をメインバンクにすべきなのか?

FIRE(経済的自立・早期リタイア)を目指すなら、ムダな出費を抑えて、日々の資金管理をラクにすることが大切です。
そのためには、まず「銀行」を見直すのが効果的。特にネット銀行をメインバンクにすることで、次の4つのメリットが得られます。

① ATMや振込手数料が無料(または安い)

大手銀行は、基本的には実店舗(支店)型になり、全国に多数の支店・ATMを保有しています。これらの施設には人件費・家賃・保守費用などがかかりますので、手数料収入でこうしたコストをまかなう必要があるのです。

ネット銀行は、実店舗(支店)をほとんど持たないので、多くの場合、ATMの引き出しや他行宛の振込手数料が月数回まで無料になります。
毎回かかっていた手数料も、ネット銀行なら年間で数千円〜1万円近い節約につながることもあります。
これらの手数料はもはや「固定費」になるので、節約効果は大きいですね。

② コンビニATMが使える

都市銀行のように店舗や専用ATMが少ない代わりに、セブン銀行やローソン銀行などのコンビニATMと提携しているのがネット銀行の特徴です。

コンビニの数は全国で約5,7000店舗あります。銀行の支店は一番多い三菱UFJ銀行でも約500店です。郵便局に関しては、地方や過疎地も含めて全国を網羅しているものの、それでも2,3000局ほど。

おまけにコンビニは24時間営業が多く、夜間や休日でも出金可能な店舗が大半だし、都市部・郊外・地方問わず、生活圏内に存在する確率が非常に高いです。

コンビニ利用で、いつでもどこでも現金の出し入れができるのは、非常に便利です。

③ 証券口座やクレジットカードとの相性が良い

銀行は資産を管理するのに欠かせませんので、お金に関連する証券口座やクレジットカードとの連携も大事です。資産管理とお金の流れが一元化されるため、家計の見える化が進み、ムダ遣いを防ぎやすくなります。

店舗型の大手銀行は、歴史が長いために旧システムや社内組織の縦割りが残っており、柔軟な連携がしづらいことが多いのが実情です。

一方ネット銀行は、歴史が浅いこともあり、設立当初から「証券・クレカとの連携」を前提にしたサービス設計がされている銀行が少なくありません。

楽天銀行×楽天証券、住信SBIネット銀行×SBI証券など、証券会社やクレジットカードと連携させることで、ポイント還元や自動資金移動が可能になります。
資産運用をスムーズに始めたい人には、連携のしやすさは大きな魅力です。

④ ネットで資金管理がしやすい

通帳や窓口は不要。スマホやPCからいつでも残高確認・振込・明細チェックが可能です。
自宅で管理ができるので、引っ越しをしたら、近くに支店がなくなったというような心配もありません。
ネット銀行は、スマホやPCを利用することが前提で設計されているので、アプリの開発にも力を入れられていて、アプリの使い勝手もいいケースが多く、支出の可視化や家計管理にも役立ちます。


このように、ネット銀行には「手数料が安い」だけでなく、便利さと資産形成との親和性がそろっています。

スマホの操作が苦手だったり、対面サービスがないと不安で仕方がないという人は、近くに支店がある実店舗型の銀行を選んだ方がいいかもしれませんが、それ以外の方は断然ネット銀行をメインにすべきです。

ネット銀行を選ぶ3つのポイント

ネット銀行はたくさんありますが、どれでもいいわけではありません。
FIREや家計改善を意識するなら、次の3つのポイントを重視して選ぶのがおすすめです。

① ATM・振込手数料が無料になる回数

ネット銀行の大きな魅力は「手数料の安さ」です。
とはいえ、銀行によって無料で使えるATM回数や、他行振込の回数に差があります。
世の中のキャッシュレス化が進んでいるため、現金を必要とするシーンは少なくなってきてはいますが、メインバンクにするなら、最低でも月3回以上無料になるものを選びましょう。

② 証券口座やクレジットカードとの連携

ネット銀行によっては、証券会社やクレジットカードと連携することでポイントが貯まったり、資産運用が自動でスムーズにできたりします。
たとえば、楽天銀行と楽天証券を連携すると、自動で投資にお金が移される「マネーブリッジ」という便利な仕組みが使えます。

こうした連携は、お金を「貯める」→「使う」→「増やす」流れをシームレスにしてくれるので、FIREを目指すうえで強力な味方になります。

③ アプリやサイトの使いやすさ(UI)

意外と見落としがちなのが、アプリやネットバンキングシステムの「使いやすさ」です。
せっかく手数料が安くても、操作が分かりにくかったり、画面がごちゃごちゃしていたりすると、ストレスになります。

毎日のように使うものだからこそ、直感的で見やすいUI(ユーザーインターフェース)は重要です。
レビューや実際の画面イメージもチェックして、自分に合った銀行を選びましょう。

FIREに強いおすすめネット銀行3選【比較表付き】

ネット銀行はたくさんありますが、資産管理を快適にしたい人にとっては「手数料の安さ」「資産運用との連携」「アプリの使いやすさ」がカギです。
まずは代表的なネット銀行を一覧で比較し、そこから特におすすめできる3行を厳選してご紹介します。

銀行名ATM手数料
無料回数
他行振込
無料回数
証券・クレカ
連携
アプリの
使いやすさ
特徴
楽天銀行月最大7回月最大3回楽天証券、楽天カード楽天経済圏と連携。初心者に最適
住信SBIネット銀行月最大20回月最大20回SBI証券、三井住友カード投資との相性が抜群
auじぶん銀行月最大11回月最大5回auカブコム証券、au PAYカードauユーザーに特化。ポイント優遇あり
PayPay銀行月最大3回月最大3回PayPay証券、PayPayカードPayPay経済圏に対応。送金がスムーズ
ソニー銀行月最大4回月最大2回SBI証券(間接連携)外貨預金に強く、アプリの完成度が高い
イオン銀行月最大5回月最大3回イオンカード、WAONイオンユーザー向け。店舗連携が便利
ローソン銀行月最大2回月最大1回特に連携なしローソンATM特化型。用途限定

このように、ネット銀行はそれぞれ強みが異なります。
それぞれに「経済圏」があるので、現在利用している経済圏のサービスを考慮して、1種類の経済圏にまとめるのがいいでしょう。携帯電話や、証券口座、クレジットカードなども含めて、どの経済圏を利用するかを考えましょう。
そうすると、手間がかからず、勝手にポイントが効率よく貯まります。

一番人気なのは、楽天経済圏とSBI経済圏です。PayPay経済圏もいいのですが、家計管理を考えたとき、マネーフォワードMEとの相性がよくありません。

そのため、当サイトでは、「楽天銀行」「住信SBIネット銀行」「auじぶん銀行」の3つを、FIREとの相性が良く、家計管理・資産運用の両面で活用しやすい銀行としておすすめします。

コジート

2025年6月、住信SBIネット銀行がドコモの連結子会社となることがニュースになっていましたね。
サービス内容が改悪にならなければいいのですが。

各銀行の特徴と選ぶべき理由

楽天銀行|楽天経済圏を活かすなら迷わずこれ

楽天銀行は、楽天証券や楽天カードと連携することで、資金管理がしやすく、また自動的・効率的にポイントが貯まるので、非常に強力な銀行です。楽天経済圏利用者には迷わずおすすめします。
特に「マネーブリッジ」を使えば、普通預金金利が年0.28%(※)にアップし、楽天証券への自動資金移動も可能になります。
アプリの使いやすさやUIも抜群で、銀行の操作に慣れていない人でも安心です。

一方、ATMや他行振込の手数料無料回数が、おすすめ3行の中では一番少ないですね。僕の場合は5回あれば十分ですが、ATMや他行振込をよく使う人には、あまり向いていないかもしれませんね。

※金利や手数料優遇は時期や条件によって変更される場合があります。必ず最新情報をご確認ください。

住信SBIネット銀行|投資に本気で取り組む人の最適解

住信SBIネット銀行は、SBI証券と連携した「SBIハイブリッド預金」が大きな魅力。
楽天経済圏に対抗できる「SBI経済圏」が展開されていることもあり、楽天銀行と住信SBIネット銀行は、優劣をつけがたいライバル関係にあります。
証券口座との資金移動がスムーズに行え、自動入金・自動振込などの機能も非常に優れています。
「スマートプログラム」によって、利用実績に応じてATM・振込手数料の無料回数が最大月20回まで増えるのも大きな強みです。
投資を中心に資産形成をしていきたい人には、もっともバランスのとれたネット銀行といえるでしょう。

auじぶん銀行|au・UQユーザーなら間違いなし

auじぶん銀行は、auカブコム証券やau PAYカードと連携することで、日常の支払いから投資まで一貫して管理しやすくなります。
「じぶんプラス」というステージ制により、ATMや振込手数料の無料回数がアップし、特典も豊富です。
楽天経済圏・SBI経済圏ではなく、au経済圏を活用している人、特にauユーザーやUQモバイル利用者にとっては、効率の良い資金管理が可能になります。
アプリの操作性も高く、スマホひとつでスムーズに資産をチェック・管理できます。

あなたに合ったネット銀行の選び方

ここまで紹介したネット銀行には、それぞれ強みがあります。
どれが一番いいかは、あなたのライフスタイルや重視するポイントによって変わります。
以下のタイプ別に、自分に合った銀行を選んでみましょう。

楽天市場や楽天カードをよく使う人

楽天銀行がおすすめ。
楽天経済圏との連携でポイント還元が大きく、投資初心者にもやさしい設計です。
「楽天証券×楽天銀行」の組み合わせで、日常生活の延長線上で資産形成が可能です。

投資を本格的にやりたい・証券口座をメインで使っている人

住信SBIネット銀行がおすすめ。
SBI証券との連携が強く、入出金の自動化や無料回数の多さが大きな魅力。
資産運用に本腰を入れたい人に最適です。

auやUQモバイルを使っていて、日常の決済をまとめたい人

auじぶん銀行がおすすめ。
au PAYやカブコム証券との連携がしやすく、スマホひとつで資産と支出を一元管理できます。
au経済圏で生活している人には特にお得です。

迷って決められない人

おすすめした3つの銀行であれば、サービスにそれほど大きな差はないので、最終的には自分がよく利用する経済圏で判断すればよいですね。1つの経済圏にまとめることで、利便性やポイント等の還元を享受できます。

特に経済圏にこだわらないのであれば、まずは楽天銀行をメインバンクにしてみるのをおすすめします。
使いやすさ・ポイント還元・投資との連携、どれもバランスがよく、初めてのネット銀行として安心感があります。

H2-6:まとめ|銀行の見直しで家計管理を加速しよう

経済的事由を目指すなら、日々の生活でムダな支出を減らし、効率的に資産を増やすことが大切です。
その第一歩として、銀行そのものを見直すことは非常に効果的です。

ネット銀行に切り替えることで、手数料を抑えつつ、資産管理や投資との連携がスムーズになり、お金の流れを「見える化」できます。
紹介した楽天銀行・住信SBIネット銀行・auじぶん銀行はいずれも、FIRE志向のライフスタイルと相性が良く、実践的な選択肢です。

ぜひこの記事をきっかけに、あなたのメインバンクを見直してみてください。
銀行を変えるだけで、家計も資産運用も大きく前進します。

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