
毎月の携帯料金、気づけば5,000円近く払ってるんだけど、これって安くする方法あるのかな?



家計を見直すなら、まず最初に手をつけたいのが「通信費の節約」じゃな。
携帯料金は、格安SIMにするだけで、かなり安くなるはずじゃ。
この記事では、携帯料金を月1,000円台〜で運用できる格安SIMとして、「日本通信SIM」と「楽天モバイル」の2つを取り上げ、徹底比較していきます。
それぞれのメリット・デメリット、どんな人に向いているか、選び方のポイントまで初心者にもわかりやすく解説します。
携帯料金を見直すだけで年間数万円の節約も可能。この記事を読んで、自分に合った最適なプランを見つけましょう!
携帯料金を節約すべき理由とは?固定費のインパクトは大きい


家計を見直す際、まず削減したいのが「固定費」。その中でも、スマホの通信費は意外と見逃されがちな出費です。
キャリアのまま契約している人の中には、スマホ本体の費用を除いても、通信費(通話含む)として月5,000円以上を支払っているケースも珍しくありません。
年間で見ると大きな金額に
たとえば、毎月の携帯料金が5,000円だとすると、年間では以下の金額になります:
- 5,000円 × 12ヶ月 = 年間60,000円
一方で、格安SIMに乗り換えて月1,500円にできれば、
- 1,500円 × 12ヶ月 = 年間18,000円
その差は42,000円! この金額を投資・貯蓄に回せば、大きなインパクトになります。
固定費の削減は“毎月自動で節約”になる
食費や娯楽費のような「変動費」は、意識しないと削減が難しいもの。
しかし、携帯料金のような固定費は、一度見直せば“何もしなくても毎月節約が続く”のが魅力です。
節約を習慣にする第一歩として、携帯料金の見直しは最もコスパの高い行動だといえるでしょう。まさしく、やらなきゃ損です!
携帯料金はどこで契約するかで決まる! 日本の平均携帯料金は?
スマートホン本体(機種代)の支払いを除いた携帯料金(=月額料金ー機種料金)は、契約しているブランドによって大きく変わります。
通信会社は、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク、楽天モバイルという大手キャリアと、それ以外、で分けられます。
下のグラフは、MMD研究所(▶公式サイト)が、18歳~69歳の男女40,000人を対象に、「2024年9月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」を実施した結果です。
「大手キャリア」、店舗を持たない「オンライン専用」、「キャリアのサブブランド」、そして「MVNO(格安SIM)」で分類された、月額料金の分布です。
大手キャリアは、最多が2,000円〜3,000円未満ではあるものの、5,000円以上支払っている割合も約3割います。
一方、大手キャリア以外、特にMVNO(格安SIM)については、2,000円未満までで8割近く占められており、5,000円以上支払っている割合はほとんどありません。


出典:MMD研究所
(https://mmdlabo.jp/investigation/detail_2375.html?utm_source=chatgpt.com)
グラフの分類における主なプラン・ブランドの具体例
大手キャリア | オンライン専用 | キャリアサブブランド | MVNO(格安SIM) | |
---|---|---|---|---|
ブランド | 主なプラン・・NTTドコモ ・au ・ソフトバンク ・楽天モバイル | ・ahamo(ドコモ) ・povo(au) ・LINEMO(ソフトバンク) | ・UQモバイル(au系) ・Y!mobile(ソフトバンク系) | ・IIJmio(アイアイジェイミオ) ・mineo(マイネオ) ・日本通信SIM ・NUROモバイル ・y.u mobile ・J:COM MOBILE ・HISモバイル ・イオンモバイル ・BIC SIM ・b-mobile ・LIBMO ・LinksMate |
サービスや速度については、この後触れていきますが、節約のことを考えると、大手キャリア以外で考えることで、一定の効果が期待できます。
格安SIMとは?仕組みと注意点を初心者向けに解説
「格安SIMってよく聞くけど、なんだか難しそう……」
そんな初心者の方でもわかるように、格安SIMの基本的な仕組みと、乗り換える際に知っておきたい注意点をわかりやすく解説します。
格安SIM=大手キャリアの回線を借りて運営されている通信サービス
格安SIM(MVNO)は、ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリアの通信網を借りてサービスを提供している会社です。
基地局などのインフラを自前で持たないため、コストが安く、その分利用料金も格安に設定されています。
料金は大手の半額以下も
たとえば、大手キャリアで月5,000円程度かかる携帯料金も、格安SIMでは月1,000円〜2,000円台で利用できるプランが豊富です。
主な格安SIMの料金プランを下表にまとめてみました。
必要なギガ数によって、HISモバイルが最安になるケースもありますが、やはり日本通信SIMがほとんどのパターンで最安になっています。
ただ、通信速度や昼の時間帯のつながり具合などはやや劣る場合もありますので、仕事で使用する場合などは注意が必要になるかと思います。プライベートで、そこまで使う機会が多くないのであれば、まったく問題なく快適に利用できます。
1GB | 2GB | 3GB | 4GB | 5GB | 6GB | 7GB | 8GB | 9GB | 10GB | 20GB | 30GB〜 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
IIJmio | ¥850 | ¥950 | ¥1,400 | |||||||||
mineo | ¥1,298 | ¥1,518 | ¥1,958 | |||||||||
日本通信SIM | ¥290 | ¥510 | ¥730 | ¥950 | ¥1,170 | ¥1,390 | ¥2,178 | |||||
HISモバイル | ¥550 | ¥770 | ¥990 | ¥1,340 | ¥2,090 | ¥4,090 | ||||||
イオンモバイル | ¥858 | ¥968 | ¥1,078 | ¥1,188 | ¥1,298 | ¥1,408 | ¥1,518 | ¥1,628 | ¥1,738 | ¥1,848 | ¥1,958 | ¥2,508 |
格安SIMに乗り換える際の注意点
乗り換え前に、以下のポイントを確認しておきましょう
- SIMロック解除:以前のキャリアで購入した端末は、SIMロックの解除が必要な場合あり
- 回線タイプの確認:ドコモ系・au系など、端末と回線の相性を確認
- 乗り換えの手順:MNP予約番号の取得 → 新しいSIMの申込み → 開通手続き
これらの手順は、どの格安SIMを選んでも共通ですが、最近ではオンラインで簡単に手続きできるサービスも増えています。
次のパートでは、コスパの良さに定評のある「日本通信SIM」の特徴とおすすめプランについて詳しく解説します。
日本通信SIMの特徴とおすすめプラン
格安SIMの中でも、料金と機能のバランスが非常に優れていると言えるのが「日本通信SIM」です。
「合理的プラン」という名称の通り、無駄を削ぎ落としたシンプルな設計で、コスパ重視の方に特におすすめです。
日本通信SIMの基本情報
- 回線:ドコモ回線(安定性が高く全国で使える)
- 契約縛りなし:最低利用期間なし・違約金なし
- サポート:完全オンライン対応(店舗なし)
シンプルな仕様ながら、必要な機能はしっかり網羅されています。
おすすめプラン:「合理的シンプル290プラン」
月額わずか290円(税込)から使える、業界最安クラスのプランが「合理的シンプル290プラン」。
合理的シンプル290プラン
- 基本料金:1GB=月額290円
- 追加データ:1GBごとに220円
- 通話料:30秒あたり11円(オプションでかけ放題も可能)
通話料に関しては、「5分かけ放題」や「月70分無料」が390円でオプション追加可能です。
データが1GB以内で足りるのであれば、月額680円で済みます。


さすがにデータ1GB以内では無理という人は、「合理的みんなのプラン」でも十分に最安レベルです。
合理的みんなのプラン
- 基本料金:20GB=月額1,390円
- 追加データ:1GBごとに220円
- 通話料:30秒あたり11円(オプションでかけ放題も可能)
こんな人におすすめ
- Wi-Fiメインでスマホはほぼ連絡用
- データ使用量は20GB以内
- とにかく毎月の携帯料金を最小限に抑えたい
20GBあれば、よほど動画を見ないと、使い切れないと思いますので、無駄なく賢く使いたい人には、まさに“合理的”な選択肢です。
日本通信SIMの注意点
日本通信SIMというか、格安SIM全般に言えることですが、1点注意事項があります。
それはお昼休みの時間帯(12時〜13時)は、利用者が多く、データ通信が遅くなるということです。
データ通信が使いものにならなくなる時間帯が発生することは、認識しておきましょう。LINEのテキスト送信や簡単なWeb検索程度ならあまり影響ないですが、動画視聴やWeb閲覧はストレスを感じるでしょう。
そのような時間帯が発生するのが許容できない場合は、格安SIMより少し高くはなりますが、ahamoやpovo、LINEMOなどの、大手キャリアのオンライン専用契約が無難でしょう。
プライベートのみで利用し、多少つながりにくくても、問題ないという方は、やはり日本通信SIMが最強・最安ですね。
次のパートでは、もうひとつの選択肢として人気の楽天モバイルについて紹介します。
楽天モバイルの特徴と使いどころ
携帯料金は、
大手キャリア > オンライン専用orサブキャリア > 格安SIM
の順番で高い設定になっていますが、大手4大キャリアの中で、「楽天モバイル」は異質と言えます。
楽天モバイルは、むしろ安いグループに該当し、「使った分だけ料金が決まる」独自の料金体系で人気となっています。
大容量でもコスパが良く、外出先でデータ通信をよく使う人におすすめと言えます。
楽天モバイルの基本情報
- 回線:楽天+au回線(エリアによって自動切替)
- 契約期間の縛りなし
- 楽天ポイントが貯まる・使える
- 通話アプリ「Rakuten Link」で通話料無料
通話が多い人や、楽天経済圏でポイントを活用している人には特に相性が良いサービスです。
料金プラン:使った分だけで最大3,278円
楽天モバイルの料金はとてもシンプル
- 〜3GB:1,078円
- 〜20GB:2,178円
- 無制限:3,278円(楽天回線エリア内)
どれだけ使っても3,278円で打ち止めなので、動画視聴やテザリングをよく使う人にも安心です。
こんな人におすすめ
- スマホでYouTubeやSNSをよく使う
- 在宅勤務や外出先でも通信量が多い
- 楽天市場などでポイントを貯めている
ギガが使い放題ということを考慮すると、通信量が多めの人にとっては、安定して高コスパな選択肢となり、最強・最安と言えるでしょう。
また、テザリング機能を活用して、自宅Wi-Fiの代わりすることも可能です。
関連記事
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楽天モバイルの注意点
楽天モバイルは、大手4大キャリアの1つなので、自社回線を持っており、格安SIMとは異なり、お昼の時間帯に通信データが遅くなるということはありません。
ただ、他の大手キャリアと比べて、電波が弱い地域があることは否めません。楽天モバイルに移行を考えている方は、実際に使っている人の状況をヒアリングしたり、サービスエリアを確認した方がよいでしょう。
次のパートでは、日本通信SIMと楽天モバイルを比較し、どんな人にどちらが向いているかを整理していきます。
日本通信SIM vs 楽天モバイル|どちらを選ぶべきか?
ここまで、日本通信SIMと楽天モバイルの特徴を紹介してきました。
では、実際にどちらを選べばよいのでしょうか? ポイントを比較しながら、自分に合った選び方を整理してみましょう。
料金の比較
項目 | 日本通信SIM | 楽天モバイル |
---|---|---|
月額料金 | 1GB:290円~ | 〜3GB:1,078円、無制限:3,278円 |
データ追加 | 1GBごとに220円 | 従量制(自動加算) |
通話料金 | 30秒11円(通話オプションあり) | Rakuten Linkアプリで無料 |
契約期間 | 縛りなし | 縛りなし |
向いている人の違い
- 日本通信SIMが向いている人
・通信量が月20GB以内の人
・携帯料金をとにかく最安に抑えたい人
・電話はほぼ使わず、Wi-Fi環境が中心の人 - 楽天モバイルが向いている人
・外出先でデータ通信をよく使う人
・通話をよくする人(Rakuten Linkが無料)
・楽天ポイントを活用している人
結論:使い方で選べば、どちらも“最適解”
どちらも料金の安さ・自由度の高さではトップクラスのプランです。
スマホを連絡手段として最低限使うなら日本通信SIM。 動画やSNSなどでしっかり使いたい人には楽天モバイル。
自分のスマホの使い方を見直してから選ぶのが、満足度の高い節約につながります。
次のパートでは、この記事のまとめとして、携帯料金を見直すことでどれだけ家計がラクになるかを再確認していきます。
まとめ|携帯料金の見直しで家計はここまで変わる
毎月なんとなく支払っているスマホ代。実はここを見直すだけで、年間数万円の節約が可能になります。
今回ご紹介した「日本通信SIM」と「楽天モバイル」は、どちらも高コスパで信頼性のあるサービスです。
- 日本通信SIM:とにかく安く、ミニマムに使いたい人向け
- 楽天モバイル:通話やデータ通信を多く使う人向け
携帯料金は一度見直せば、その後は“自動で節約できる”固定費になります。
月に数千円の差でも、1年・5年と積み重ねれば大きな金額に。 節約だけでなく、貯蓄や投資に回す余裕を生み出すきっかけにもなります。
まずは自分のスマホの使い方を振り返り、最適なプランを選ぶことから始めましょう。